言葉とぽてと(私)

詩を書く芋

【詩】雫

 

 

たまに、生きているみたい

 

窓をつるつると、滑り落ちていく

 

まるで遊んでいるみたい

 

自由で、楽しげ、透明なおたまじゃくし

 

 

いっこ、下へつるつる

 

にこ、ぶつかって大きくなった、透明なおたまじゃくし

 

さんこ、ちょっとも寄り道しないで、つるつる下へ

 

 

生きているみたい

遊んでいるみたい

 

楽しげな、笑い声が聞こえる