【詩】知らないことを知れる
知らないこと
見たことないもの、
たくさんあって、何が何だか
知らないこと
初めて、その言葉を聞いて、
初めて、その意味を知る
そんな世界があったのかと、驚き
そんな世界に、心が躍る
見たことないもの、
通りがけに、偶然見て、
あまりの美しさに、驚き、
あまりの値段に、驚く
知らないこと
見たことないもの、
たくさんあって、何が何だか
【詩】 傷
いつの間にか、知らない傷
あれ、いつできたっけ
知らなかった傷
気がついたら、少し痛い
浅いけど、赤い傷
多分、あの時
あの人の、あの言葉
まるで傷をつけるための、あの言葉
嫌だったな
嫌だったね
気がつかないふりをしたけど
やっぱり、痛いな
浅くても、ちゃんと痛い
【詩】反面教師への呪い
未熟なわたし
こんなことで、心がざわつく
ああ、嫌だ。これじゃあ、わたしもあの人と一緒
嫌だ、嫌だ
一緒になんてなるものか
あの人のようになんてなるものか
未熟なわたしは、わたしが未熟だと知っている
未熟なわたしは、わたしが成長できると知っている
一緒になんてなるものか
未熟なわたしは、わたしが未熟だと知っている
あの人は、きっと知らない
ずっと知らないままでいたらいい