言葉とぽてと(私)

詩を書く芋

【詩】雪の降る夜

 

雪空の匂いは、少し甘い

そんな夜は、まるで違う星にいるみたい

 

しんしんしん、振り続ける雪は

私たちの営みなんて気にせずに、この星を

ひやり、甘く染めていく

 

雪空の匂いは、心を洗う

そんな夜は、すこし現実が遠くなるみたい

 

しんしんしん、降り続ける夜は

小さな私たちを気にせず、この星を

ひやり、優しく包み込む